◆読んだ本◆
・書 名:夜明けの街で
・著 者:東野圭吾
・出版社:角川書店
・定 価:1,600円
・発行日:2007/6/30
◆評価◆
・アッと驚くミステリー度:★★★
・アッと驚く不倫話し度:★★★★
・アッと驚く裏話度:★★★★
◆ひとこと◆
「不倫する奴なんて馬鹿だ」と思っていた主人公の渡部だが、派遣社員として来た仲西秋葉と不倫関係に。思いつめた悩みがありそうな秋葉と、しだいに深い繋がりができ…
どうということのない、ありふれた不倫話しの導入部。いささか含蓄のある台詞まわしに感心したりもしたが、普通なら面白みをあまり感じないような展開なのに、ミステリアスなヒロインとこの先どうなるの?感により、くいくい読み進む。
さすがに読者の興味を引くのがうまい。
物語は後半からミステリー色を濃くしていくが、本格的なミステリーには程遠い。それよりも主人公達の不倫関係がどうなるかの方が興味のあるところ。
- 「赤い糸なんてものはないんだ… 赤い糸なんてのは、二人で紡いでいくものなんだ。別れずにどちらかの死を看取った場合のみ、それは完成する」
- 「結婚式は一日で終わる。失敗したって笑い話で済む。でも結婚生活はずっと続く。結婚を失敗するわけにはいかない」
何やら意味深な台詞が随所にあるところが、リアルで切実感100%。
ひょっとして著者にも?と思わせるほどの説得力。
この辺のディテールが、ラストのどんでん返しの効果にも。
ミステリーファンにはやや物足りないが、不倫中の男性には怖かったりほっとしたりおののいたりの336ページだっ。
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