2008年4月19日土曜日

狐火の家

◆読んだ本◆

・書 名:狐火の家

・著 者:貴志祐介

・出版社:角川書店

・定 価:1,500円

・発行日:2008/3/31

     

◆評価◆

・密室ミステリー度:★★

・ユニークな登場人物度:★★

・微妙なユーモア度:★★


◆ひとこと◆

谷間の道を走って家にたどり着いた西野は、部屋に入ろうとした時強烈な違和感に襲われる。そして奥座敷の襖を開け放った西野が目にしたのは、娘が死んでいる姿だった…


「硝子のハンマー」で登場した、美人弁護士の青砥純子と防犯ショップ店長にして元ドロボーの榎本径を主役とした密室ものミステリー。

なかなか凝った密室を考えだしているが、ピンとこない。

著者の思惑が空回り気味だ。

シリーズ前作の「硝子のハンマー」は面白かった印象があるんだが…


強気で自称美人の青砥純子も、冷静沈着な榎本径も、もうちょっとハチャメチャな性格でも良かったかも。

そこはかとないユーモラスな表現や展開が、二人の性格と相まって盛り上げる展開だったら嬉しい。


最後の一編は楽屋落ちというか投げやりというか。

でもこの「犬のみぞ知る」が一番著者の気持ちがわかって面白かった!


それはさておき、ウヘッと思ったのは「黒い牙」のワンシーン。

この短編はクモ(昆虫というか脚が8本あるやつね)が重要なポイントとなっているんだが、女弁護士も主人公の一人である夫を殺された未亡人も、クモが大の嫌いという設定。

それがあんなことをっっ!!


自慢する訳じゃないが自分はゴキブリが大嫌いで、二人の女性のクモ嫌いはとってもよく理解できるんだが、あんなことをするとはとても考えられないっっ!

ゾゾーッ!!

このシーンだけは、ホラーだ。




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